「全員フルリモート」の挑戦。ITフリーランスの活用でAI駆動開発と組織改革を加速させる

akippa株式会社
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使われていない駐車場と、それを必要とするドライバーをつなぐ駐車場シェアリングサービス「アキッパ」を展開する、akippa株式会社。上場を経て、さらなる急成長のフェーズにある同社の開発組織では、いち早いAIツールの全社導入による開発効率化や、全国フルリモート体制での柔軟な働き方を推進しています。今回は、同社でVPoEを務める北畑様と、同社のエンジニア採用に伴走するギークス営業担当に、ITフリーランスを積極的に活用する背景や、ギークスとの連携がもたらす組織づくりの成果について詳しく伺いました。

目次

駐車場シェアリングを支える開発体制と、ITフリーランス活用の背景

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まずは、akippa株式会社の事業内容と、北畑様の役割について教えてください。

北畑様: 弊社は、駐車場マーケットプレイス「アキッパ」を提供している企業です。個人や法人が所有している使われていない自宅の駐車場や空き地などのスペースと、駐車場を利用したいドライバーをオンライン上でマッチングさせ、ドライバーが事前に予約してスムーズに利用できる仕組みを展開しています。 その中で私はVPoEとして、技術組織全体のマネジメントをはじめ、エンジニアの採用、さらにはより良い開発環境を構築するための体制や制度、仕組みづくり全般を統括しています。

現在の開発組織の規模や、チーム体制についてお聞かせいただけますでしょうか。

北畑様: 現在、エンジニア組織全体で約30名のメンバーが在籍しており、正社員と業務委託(ITフリーランス)の割合はほぼ半々となっています。 組織の枠組みとしては、プロダクトディビジョンという大きな括りのもと、エンジニアのチームと、PdM(プロダクトマネージャー)やデザイナーのチームに分かれています。しかし、実際の日常的な開発業務ではそうした縦割りではなく、バックエンド、モバイル、PdM、デザイナーなどが横断的なチームを組み、プロジェクトごとに密に連携して開発を進めています。 働き方の大きな特徴としては、北海道から福岡まで全国各地にメンバーが在籍しており、全員がフルリモートかつスーパーフレックスという非常に柔軟な勤務形態を取り入れている点です。全国どこからでも優秀な人材に参画していただけるという大きな強みがあります。

ITフリーランスの方々を積極的に活用されるようになった背景には、どのような課題があったのでしょうか。

北畑様: 最初から意図して正社員とフリーランスの比率を半々にしようとしていたわけではありません。私自身、入社してちょうど1年が経過する中で、将来的には正社員の比率をもう少し高めて組織のベースをより強固にしていきたいという思いがあります。しかし現状として、私たちが求める高いスキル要件を満たす正社員エンジニアの採用には非常に苦戦しているというのが実態です。技術的に面白い取り組みの発信などがまだ十分にできておらず、企業の認知度を高めていく必要があると感じています。 また、会社としてより大きなチャレンジと厳格なコストコントロールが同時に求められており、プロジェクトの進捗や状況に合わせて、必要なタイミングですぐに専門的なスキルを持った人員を確保・調整できるITフリーランスの柔軟性は、経営的にも非常に大きなメリットでした。現在では、単なるスポット的な機能開発だけでなく、システムのベースとなる重要な業務までITフリーランスの方々に担っていただいており、私たちの開発のスピードと質を維持する上で、もはや欠かせない存在となっています。

iOS/Androidの相互コード生成も。ボトムアップで進むAIツールの導入と開発現場の変化

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御社は業界内でもいち早くAIツールの導入に取り組まれていますが、その背景と現在の利用状況を教えてください。

北畑様: 昨年の7月頃に、まずはエンジニア全員に対して「Claude Code」などのAIツールの最上位プランを導入しました。これは経営陣がトップダウンで決めたわけではなく、現場のエンジニアから「これを使えばもっと開発が効率化できる」「導入してほしい」というボトムアップの提案が上がり、会社としてもそれに迅速に応える形で導入が決まりました。自ら新しい技術を提案しやすく、良いものはすぐに取り入れるという環境があるのは弊社の強みだと思います。
導入当初は個人がそれぞれのタスクで利用する段階でしたが、現在はチームプランへと移行し、組織全体での運用ルールや体制を整えている過渡期にあります。特に直近で注力しているシステムのリアーキテクチャ(刷新)プロジェクトにおいては、AIを活用することで非常に大きな成果が見え始めています。

実際の開発現場では、AIツールを具体的にどのように活用されているのでしょうか?

北畑様: 例えばモバイル開発の現場では、iOSとAndroidの機能を交互に実装し、片方で書いたコードをAIに読み込ませて相互参照することで、もう一方のOS用のコードを効率的に生成させるという手法を取り入れています。これにより、開発スピードは大幅に向上しました。 また、過去の古いフレームワークからLaravelへの大規模なコード変換プロジェクトにおいても、AIを積極的に活用しています。今後は、可能な限り人の手を介さずにAIネイティブな形でコード変換を行う方法を模索しており、どこまで自動化できるか調査を進めながら、さらなる生産性向上に挑んでいるところです。

そうしたAI活用の推進において、ITフリーランスの方々はどのような役割を担っているのでしょうか?

北畑様:非常に重要な役割を担っていただいています。新しいAIツールを組織全体に浸透させるためには、単にツールを導入するだけでなく、実務のなかで「どう使えば効率的か」という実践的なモデルを示し、チーム全体を牽引していく推進役が必要です。 弊社に参画いただいているあるITフリーランスの方は、ご自身で積極的にAIツールを活用して開発効率を上げるだけでなく、AIを使ったコードレビューの仕組みや開発プロセスの改善案を自発的にチームに提案し、その実装までリードしてくれています。こうした経験豊富な外部人材が、AI活用のベストプラクティスを示し、現場レベルで牽引してくれるからこそ、正社員のエンジニアも大いに刺激を受け、組織全体のAIリテラシーが急速に底上げされていると感じています。

エンジニア以外の非エンジニア部門でも、AIの活用は進んでいると伺いました。

北畑様: はい、エンジニアだけでなく、営業など他部署のメンバーもAIを日常業務に積極的に取り入れています。ChatGPTやGeminiも以前から活用はしていましたが、今年の3月頃にNotionとNotionAIを全社導入したことが大きな契機となりました。NotionとAIの親和性が非常に高く、例えば営業担当者がAIを使って数値を取得し提案書や要件定義の構成案を作成し、それをエンジニアにチェック依頼するといったワークフローが自然に生まれています。会社全体として、新しいテクノロジーを恐れずに使って業務を効率化しようという意識が強く根付いています。

課題を深く理解し、採用から定着まで伴走する「ギークスの提案力」

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複数のエージェントを利用される中で、エンジニア採用においてギークスをパートナーとして評価していただいている理由は何でしょうか?

北畑様: 最大の魅力は、自社の組織状況やカルチャーを深く理解した上で、要件にぴったりと合った人材を厳選して提案してくれる点です。他のエージェントですと、とにかく数で勝負といわんばかりに大量の候補者資料が送られてくることが多く、その確認だけでも相当な労力がかかってしまいます。しかし、ギークス営業担当の方は私たちの課題を正確に把握し、「この数名なら必ずフィットする」というレベルまで絞り込んで質の高い提案をしてくれます。 また、圧倒的なスピード感も素晴らしいです。私は日中は開発やマネジメント業務でスケジュールが埋まっており、連絡を返すのがどうしても夜遅くになってしまうことが多いのですが、ギークス営業担当の方は時間を問わず迅速に対応してくれます。「今から少しお話しできますか?」といった急な相談にも応じていただき、翌日には書類選考が進んでいるというスピード感は、本当に助かっています。

サービスや組織の深い理解をご評価いただきましたが、当社営業担当としては、日頃からどのような取り組みをしていますか?

ギークス営業担当: 大前提として、私自身がakippa様のサービスに魅力を感じ、一人のファンであるという点も大きいのですが、企業理解を深めるために、現場の生の声を聞くことを何よりも大切にしています。 例えば、北畑様をはじめとするPdMの方々や、弊社から参画していただいているITフリーランスのエンジニアの方々と定期的にお食事の機会を作っていただき、そこで「今、現場では具体的にどんな開発をしていて、どんな課題があるのか」「どんな人材がいればチームがより良くなるか」を直接ヒアリングさせていただいています。現場のエンジニアから生の声を聞くことで、募集要項のテキストだけでは絶対に分からないリアルなチームの空気感や、本当に求められているスキルセットを解像度高く把握することができます。 また、代表の方のFacebookなどのSNSやウェブサイトを毎日欠かさずチェックし、会社の上場に向けた動きや最新の経営戦略なども常にキャッチアップするように努めています。こうした日々の積み重ねとサービスへの愛着が、精度の高いマッチングにつながっていると信じています。

そうした徹底した姿勢は、実際の提案やマッチングにおいてどのように活きていると感じますか?

北畑様: ギークス営業担当の方からは、ただ単に人を提案されるだけでなく、「この方はスキル面では問題ありませんが、御社のカルチャーには少し合わないかもしれません」といった、エージェントの立場を超えた率直な意見やアドバイスをもらうことができます。私の面接時間が30分と短い場合でも、事前の深いすり合わせと客観的なアドバイスがあるおかげで、採用のミスマッチを未然に防ぐ判断が非常にしやすくなっています。
また、求人票に弊社のAI活用事例を具体的に記載していただいたことで、新しい技術に触れてスキルアップを狙う向上心の高いエンジニアからのエントリーが増え、候補者の反応も以前より格段に良くなりました。これも弊社の魅力を正しく言語化してくれたおかげです。

雇用形態の壁をなくし、共にサービスを創り上げるカルチャー

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実際にギークス経由で参画されているITフリーランスの方々は、チーム内でどのような活躍をされていますか?

北畑様: 現在、Androidエンジニアやバックエンドエンジニアなど、機能開発やリアーキテクチャプロジェクトで複数のエンジニアに参画いただいていますが、皆さん非常に優秀で、プロジェクトに欠かせない存在となっています。特筆すべき点として、単に指示されたコードを書くという領域にとどまらず、より広い視野でチーム全体の価値向上に貢献していただいています。 あるAndroidエンジニアの方は、開発業務だけでなく、PdM的な役割やスクラムマスターとしての業務も自発的に担っていただき、組織のプロセス改善に向けた活発な提案を日常的に行ってくれています。弊社には、正社員と業務委託という雇用形態による壁や権限の差が一部まだ存在するのですが、既存のルールであっても、より良くなる提案であれば業務委託の方からの意見を積極的に採用し、ルール自体を柔軟に変えていきたいと考えています。こうしたフラットな環境があるからこそ、外部人材の方々も自分の現場として強い当事者意識を持ち、高いパフォーマンスを発揮してくれているのだと思います。

ITフリーランスの方がチームに馴染みやすいように、体制面やコミュニケーションにおいて工夫されていることはありますか?

北畑様: フルリモート環境だからこそ、日常的なコミュニケーションの質にはこだわっています。現場のPdMのホスピタリティが非常に高く、心理的ハードルを下げる工夫を自然に行っています。ベテランエンジニアも多く、業務の相談はもちろん、雑談も含めてフラットに話せる雰囲気が作られています。 また、半年に1回、全国のメンバーが大阪に100名以上集まる全社会議を開催しているのですが、そこではITフリーランスの方々にもご案内を出しています。会社の今後の戦略発表を聞いていただき、その後の懇親会や飲み会で直接交流を深めることで、雇用形態に関係なく一つのチームとしての結束力が高まっています。

ギークス営業担当: 実際にギークス経由で参画されたフリーランスの方から「この現場が自分の最後の現場でもいいと思えるくらい働きやすい」という大変嬉しいお言葉をいただいたことがあります。ご自身の知人エンジニアをakippa様の正社員として紹介してくださるケースもあり、フリーランスの方が現場のファンになってくれるような、素晴らしいカルチャーが根付いていると実感しています。

システムの基盤を強固に。AI推進を目指す企業へのアドバイス

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エンジニア組織としての、今後の目標や展望についてお聞かせください。

北畑様: 直近の最大のミッションは、現在進めているシステムのリアーキテクチャを確実に完遂させることです。システムのベースをモダンで整理された状態に整えることで、AIがコードを読み込み、より理解しやすい環境が構築されます。これが実現すれば、AIを活用した開発スピードはさらに飛躍的に向上すると確信しています。やりたい新規事業や機能開発のアイデアは山のようにありますので、システムの基盤を強固にし、事業の成長を技術面から強力に後押しできる組織を目指していきます。

これからAI駆動開発を進めたい、あるいはITフリーランスを活用して開発を加速させたいと考えている企業へ、アドバイスやメッセージをお願いします。

北畑様: AIの導入や推進を組織全体で成功させるためには、「AI推進」に専念できる人物をチーム内に最低1人は配置し、明確なミッションを持たせることが重要だと感じています。通常の開発業務の片手間で進めるのではなく、専任の担当者を立てることで導入のスピードと質が格段に変わります。
そして、その役割を担うのは必ずしも正社員である必要はありません。先ほど申し上げたように、AIツールの活用や最新技術の導入に長けた、経験豊富なITフリーランスの方にその推進役を委任するというのも非常に有効な手段です。例えばQA業務において、正社員は自動化や仕組み化の全体の設計に注力し、即戦力となるITフリーランスの方に実際の推進や実務を担っていただくといったケースもあります。
「自社に推進できる知見がない」と悩むのではなく、ギークスさんのようなエージェントを頼り、そうした変革を牽引できるプロフェッショナルを外部から招き入れる。そうした柔軟なリソース配分ができる組織づくりが、今後の変化の激しいIT業界を生き抜く鍵になると思います。私たちも引き続き、ギークスさんと共に強力なエンジニア組織を創り上げていきたいと考えています。

あとがき

IT人材不足が社会課題として取り上げられて久しい中、事態は深刻となっており、エンジニアの採用はますます激化していくことが予想されます。さらに昨今は、AI技術の急速な発展に伴い、組織のAI活用を牽引できる人材のニーズも高まっています。
ギークスでは、豊富な支援実績を持つ担当者が企業様の状況や要望を深くヒアリングし、最新技術に明るくAI推進にも強いITフリーランスなど、様々な観点からマッチした人材をスピーディーにご提案します。企業様の課題解決と組織の変革に向けた最適なサポートができるよう、今後も努めてまいります。

導入企業様ご紹介
会社名: akippa株式会社
ビジネスのためのIT人材サービス
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